【説明力の基本】言いたいことがキチンと伝わる3つのポイント!

こんにちは。ミルク茶です。

 

 さて、あなたは今までに

「言いたいことがキチンと相手に伝わっているだろうか?」

と思った経験、ありませんか...?

 

そんな人のために、今日は

「言いたいことがキチンと伝わる3つのポイント」

と題して、説明力を高めるためのヒントをご紹介します。

(今回は特に自分にも言い聞かせるように書きました...笑)

 

なお、参考にした本は、

「言いたいことがキチンと伝わる説明力の基本」

です。

 

言いたいことがキチンと伝わる 説明力の基本

言いたいことがキチンと伝わる 説明力の基本

  • 作者: 松井寿夫(著)工藤昌幸(著)
  • 出版社/メーカー: こう書房
  • 発売日: 2017/03/01
  • メディア: オンデマンド (ペーパーバック)
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その① 基礎的な日本語力のアップ

1.ボキャブラリーを増やす

 

 説明力不足を解消するためには、まずはボキャブラリーを増やすことが大切です。

 

ボキャブラリーを増やすコツは、

①視点を変える、②知った言葉を使ってみる

ことです。

 

①は、例えば同じ風景の写真を見たときにも、

視点を変える=「自然」「持ち物」「気持ち」など違うジャンルで見る

と、浮かんでくる言葉が違いますよね。

 

このように、視点を変えて物事を見ることで、頭の中に浮かんでくる言葉の数が増えます。

 

②は、知った言葉をアウトプットすることで記憶を強化する効果があります。

 

  • 本からわからない言葉をメモして後で調べる
  • 他人と同じ言葉を使うことを意識する

こともボキャブラリーを増やすのに有効な手段であると言えるでしょう。

  

2.「主語」「述語」をはっきりさせる

 

普段から「主語」と「述語」を意識し、相手に正確に伝えることを考えることも大切です。

 

もし「主語」と「述語」を意識しないと、

  • 「なにが」が相手に伝わらない
  • 主語と述語の組み合わせが異なることで、相手が混乱する

ことになってしまいます。

 

3.「助詞」「接続詞」を正しく使う

 

 「助詞」「接続詞」=「関係を表す」言葉です。

 

説明上手な人は、助詞・接続詞を正しく使うことで、

文章や単語の関係を正しく表しています。

 

「助詞」「接続詞」を正しく使うためには、

  1. 正しい文章を見る
  2. そこから正しい助詞・接続詞の意味を読み取る
  3. 自分で助詞・接続詞の意味を考えて使う

ことを繰り返す必要があります。

 

その② 頭の中を整理する

1.相手の質問内容を理解する

 

相手が知りたいことを正しく把握するためには、

相手の質問内容を理解することが重要です。

 

一般に、質問の種類は大きく分けて2つあります。

 

1.クローズドクエスチョン=Yes、Noで答えられる質問

「結論を早く知りたい、はっきりさせたい」という相手の意図が含まれる場合があります。

そのため、Yes、Noを先に答えてから根拠や考えを述べると親切です。

 

2.オープンクエスチョン=Yes、Noで答えられない質問

「相手の意見や考え」を知りたいという相手の意図が含まれる場合が多いです。

そのため、「自分の意見や考え」をはっきりさせた後に根拠や経緯などを伝えたらいいでしょう。

 

 2.話の中身を「分類」する

 

頭の中身を「分類」する

=頭の中で「話したいこと」を分類する

ことです。

 

具体的には、「言葉」や「文章」を分類します。

 

 例えば、時間軸によって分類するとすると、

大きく「過去」「現在」「未来」に分けられます。

 

このように分類することで、言いたいことが頭の中で整理された状態になります。

 

3.「事実」と「所感」を分ける

 

  • 事実:人によって意見が分かれないこと
  • 所感:人によって意見が分かれること(感想など)

のことです。

 

「事実」と「所感」を分けること、

そして「所感」を伝えるときは、あくまでも事実ではなく個人的に感じていることだ

と相手にわかるように説明することが大切です。

 

4.話の「階層」を使いこなす

 

例えば、「飲食店」「和食店」「洋食店」という言葉で考えると、

上位の階層に来るのは「飲食店」、下位の階層に来るのは「和食店」「洋食店」です。

 

  1. 横軸(横のライン)は「同じ意味合い」で揃える
  2. 上位は下位を含む 

という原則にしたがって、言葉を階層に分けましょう。

 

普段から

  • 何が上位階層か
  • 何が同じ意味合いか

を考えることで、話す内容が整理されます。

 

5.話を「適正化」する

 

「適正化」とは、

  1. 正しいキーワードか=キーワードが「伝えたいこと」に合っているか?
  2. 適切な量か=多すぎず、少なすぎず、ちょうど良い量か? 

をチェックすることです。

 

説明力を高めるためには、

相手の質問を把握し、「事実」の中でも「一番適したもの」を選ぶ、

つまり「最も伝えたいこと、中心となるテーマは何か」を考える必要があります。

 

伝えたい言葉を整理するポイントは、「一文を短くシンプルにする」ことです。

具体的には、

  1. 一文の主語・述語を少なくする
  2. 文章を接続詞でつなげない
  3. 小学生の作文をイメージする

と良いでしょう。

 

その③ 説明のテクニック

1.「結論」を意識する

 

言いたいことをキチンと伝えるには、

「本当に伝えたいこと」=「結論」

を明確にすることが大切です。

 

「結論」は最初と最後の合計2回話しましょう。

 

2.「ナンバリング」を覚える

 

「ナンバリング」とは、

伝えたいことに「番号をつける」こと

です。

 

「ナンバリング」を使うときは、

  1. 伝えたいテーマを先に伝える
  2. 伝えたい数を先に伝える

ことを意識しましょう。

 

また、話す順番も「正しく伝える」ために重要です。

一般的に、後に話した内容の方が印象に残りやすいと言われています。

 

3.「ラベリング」を身につける

 

「言葉」や「内容」をキーワード化

=ラベルをつけて貼り付ける

ことで、話す内容を頭の中で整理しやすくなります。

 

4.「5W1H」を意識する

 

5W1H

=「いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように」

を覚えて、説明する際に意識して入れることで、

内容が具体的になり、相手に伝わりやすくなります。

 

また、普段から「5W1H」を意識していると、

相手から質問されたり説明を求められても相手が5W1Hのどれを聞きたいのか、

自然に考えられるようになります。

 

5.「順列ルール」を覚える

 

「順列ルール」とは、

説明する順序のことです。

 

「順列ルール」には3種類あります。

 

①空間順列:配列の順に沿って説明する

「横並び」:右端または左端から順に説明する

「縦並び」:上または下から順に説明する

「奥行き並び」:手前または奥から順に説明する

 

②大小順列:大きさの順に沿って説明する

 

③時間順列:時間の経過順に沿って説明する

 

順列ルールを用いることで、話の内容が格段に伝わりやすくなります。

 

まとめ 3つのポイントを使いこなそう!

 

これまで、「言いたいことがキチンと伝わる」ために意識するべきポイントを、3つに分けて紹介してきました。

 

  1. 基礎的な日本語力のアップ
  2. 頭の中を整理する
  3. 説明のテクニック

 

本記事で紹介したことを実践できれば、間違いなく

「今よりも説明力がある自分」

になれるでしょう。

 

まずは、あなたが簡単にできそうだと思うことから始めてみましょう!

 

ではまた。