【治験・事前検診】治験の事前検診までの流れとは
こんにちは。ミルク茶です。
突然ですが、あなたは「治験」に参加したことがありますか?
僕は先日、治験の申し込み・事前の健康診断を受けてきました!
治験に参加することでもらえる報酬は、他のアルバイトと比較してかなり高額なので、魅力を感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、
「参加したことがない」「久しく治験に参加していない」
という方のために、
「治験とはどういうものか」「治験の事前検診では何をされるのか」
について、説明していきたいと思います。
そもそも「治験」って?
「『治験』という言葉は聞いたことがあるけど、一体どういうもの?」
と思う方もいると思うので、簡単に治験について説明します。
新しい薬を作る際、その薬がどれほどの効果があるのか、どれほど安全性があるのかを調べる必要があります。
また、実際に薬として製造するためにも、薬の効果・安全性などのデータを当局に提出する必要があります。
これらのデータを集めるために行われる、人を対象にした臨床試験のことを、
「治験」といいます。
治験参加の流れ
では、実際に治験を受けるためにはどのような過程があるのでしょうか。
1.治験案件を探す
ネットで「治験バイト」などと検索すれば、すぐに治験案件がヒットします。
治験案件を扱うサイトはいくつもあるので、登録すると便利です。
2.都合のある治験に申し込む
治験案件を探したら、次に具体的な内容・条件を見てみましょう。
基本的に、「事前検診」や「本試験」を一日でも受けられない方は、その案件に申し込むことはできません。
また、参加する条件もかなり詳しく書かれていて、条件外の項目が一つでもあると申し込んでも参加できません。
3.事前検診に行く
これは次に詳しく説明します。
4.本試験を受ける
5.晴れて報酬を受け取る
治験の最大の関門・「事前検診」について
さて、治験を受ける上で最大の関門であるともいえる「事前検診」。
事前検診では、その人が治験の条件に合っているかどうかを検査します。
そして、ここで条件を満たさなかった者は「不適合」となり、治験に参加することができません。
事前検診の前に、問診票が渡され、空欄を埋めるよう指示されます。
治験の内容によりますが、問診票の内容は主に次のようなものです。
・当日の状態
・現病歴
・既往歴
・手術歴
・アレルギー
・喫煙・飲酒
・治験参加歴
・献血歴
そのほか、以下のものが渡されます。
・入院前日誌(入院前に、毎日の健康状態、喫煙の有無、献血・採決の有無、睡眠時間などを書く日誌のこと)
・説明文書(治験の詳細な内容が載っている)
・同意文書(被験者として治験に参加することに同意する文書)
また、事前診断の前にある全体説明の前後に、受付で渡された尿カップに採尿して所定の場所に置くよう指示されます。
全体説明で、治験の詳細な説明が1時間ほどあった後、いよいよ事前検診の始まりです。
事前検診ですが、その内容は一般的な健康診断とほとんど変わりません。
治験により順番は前後すると思いますが、まずは胸部レントゲン撮影をします。
次に、血圧、SPO2、心電図、身長、体重を測定します。
さらに、採血され、聴診器で心音をチェックして、晴れて事前検診が終了です。
かなり測定する項目があると思った人もいるかもしれませんが、手際が良いと事前検診は全体でも1時間はかかりません。
事前検診が終わったら...
事前検診が終わったら、交通費を受け取りその日は終了です。
あとは、尿検査・事前検診の内容が条件に当てはまることを祈るのみです...
(健康な人を求めている治験の場合、健康な人の中でもさらに健康な人から採用していくため、健康診断の結果自体は健康そのものでも必ずしも治験に参加できるとは限りません)
治験参加の合否の結果が出るのは、事前検診のあった日の一週間ほど後です。
ちなみに、合否にも種類があり、
完全に条件に合わない人は「不適合」、
いくつかの項目が条件に合わなかった人は「自宅待機」、
全ての項目において条件は満たしているが、予備の扱いの「予備被験者」、
最後まで治験に参加できる「治験参加者」
と詳細に分かれています。
(もらえる報酬額は、当然ですが違います...)
さいごに:治験の事前検診は万全の状態で受けよう!
いかがだったでしょうか。
治験に参加したい人は、事前検診が最大の難関ですよ!
ネットで調べれば、事前検診をパスするためのコツが載っているので、
万全の状態で受けられるよう、頑張ってくださいね!
ではまた。